楠見研究室は,心理学的,認知科学的方法(心理学実験や調査,観察,ニューラルネットワークによるシミュレーション)に基づいて,知識の獲得,構造,利用を,つぎの観点から研究しています。
第一は,人が,学校や職場で知識を獲得したりスキルに熟達化する過程やそれを支える実践的知能や類推的思考の解明です。
第二は,人のもつ柔軟な知識構造を,比喩理解や問題解決,創造性,記憶の点から研究を進めることです。
第三は,知識の利用を,推論や意思決定,リスク認知の点から検討することです。
主な具体的研究テーマは以下の通りです。
現在の指導院生は修士課程3名,博士課程5名,所属研究員は,日本学術振興会特別研究員PD1名,研究員(GCOE)1名,教務補佐員1名,フルブライトフェロー(米国人奨学生)1名です。
研究室は99年10月にスタートしました。指導院生の修了者は,博士(教育学)4名,修士(教育学)11名, 卒論生は毎年約2名です。
大学院生の主な進路は,山口大学講師,東京大学学振PD研究員,京都大学COE研究員,生理学研究所学振PD研究員 (現在はウインスコンシン大学PD),兵庫教育大学学術研究員(現在は助教)などです。 参考:修了者の声
研究室では,認知に関する研究テーマを,主体的に探求する意欲的な学生(院生,卒論生),PD研究員を求めています。
これまでの大学院入学者の京大出身:他大学出身比は約6:4です。
認知研究の基礎的知識やスキルを持っていれば,出身は文系・理系を問いません。
希望者はなるべく早い時期に楠見に電子メールなどでコンタクトをとってください。
京都大学教育学研究科教育科学専攻研究者養成コース(修士課程,博士後期課程)の大学院入試は2月です。
なお,現職の教員の方など,高度の専門教育を希望する人を対象とした2年制の修士課程専修コースの入試は9月です。
大学院生(研究者養成コース)・PDには,教育認知心理学講座の院生室,研究員室に ,机とPCが一人ずつ貸与されます。
専修コースの大学院生には,専修コース大学院生室があります.セミナーには,両コースの院生が参加しています.
院生には,グローバルCOEなどによる研究支援,海外渡航支援があります。
多くの博士課程院生が,日本学術振興会特別研究員(DC1,DC2)になっています。
教育認知心理学講座実験室に おいて,眼球運動測定装置(Tobii T120)をはじめとする実験設備が利用できます。
July 2008